2010年10月27日水曜日

[Diode]パラメータモデルの抽出 順方向特性






ダイオードのスタンダードモデル(パラメータモデル)のデバイスモデリング
は、PSpice Model Ediorを使用すればモデリング出来ます。このPSpice
Model Ediorは、PSpiceのアクセサリーの中にある抽出ツールです。

PSpiceの評価版でもダイオードの抽出ツールのみを無償で使用出来ます。
この機会に使用方法を習得しましょう。

ダイオードの抽出項目は大きく分類すると、

順方向特性
接合容量特性
逆回復特性

の3つになります。

最初にモデリングするのは順方向特性です。自分がモデリングしたい
ダイオードの順方向特性の表を作成します。(Vf,If)です。

データシートから読み取っても、カーブトレーサーで測定しても構いません。
点を取る場合、対数の場合、1,2,5,10,20,50,・・・・で点と取ることで、
満遍なく反映できます。

表を作成したら、抽出の表にそのデータを入力し、EXTRACTボタンを押せば、
自動でパラメータ値を計算し、出力します。

順方向特性で得られるモデルパラメータは、

IS
N
RS
IKF

になります。

オペレーションについては、YouTubeの動画をご参照下さい。

現時点では下記のようになります。

.MODEL DF10L60 D
+ IS=721.93E-6
+ N=4.6215
+ RS=17.488E-3
+ IKF=1.2303


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株式会社ビー・テクノロジー
電話番号:03-5401-3851
メールアドレス:info@bee-tech.com

DCモータのモデリングに必要な項目



DCモータのモデリングに必要な項目は、上記のスペックと実物になります。
実物では周波数特性を測定し、DCモータの等価回路に組み込みます。

モータのスパイスモデル及等価回路につきましては、デバイスモデリング
教材、モータ編をご活用下さい。こちらからご参照できます。

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