2010年5月7日金曜日

IGBT+FWDのモデル

インバータ回路のシミュレーションでキー・デバイスになるのが、MOSFET及びIGBT
です。今回は、IGBTのモデルを検証結果を掲載していきます。IGBTは、本体と
FWDで構成され ているデバイスとします。上記は、回路解析シミュレータの3種類で
モデルの取り込みが 可能かどうかを示しております。Simplorerは、V8とV7があり
ます。V8とV7は大きく異なります。V8から、PSpiceモデルが使用出来ることになり、
豊富なスパイス・モデルを 取り込むことが出来ます。

また、SPICE計算のアルゴリズムは把握しておりませんが、 収束性に優れ、最後
まで解析してくれますので、収束対策は要りません。

Simplorer V8で取り込めないPSpiceモデルがあります。それは、Nist-Hefner
Model です。これは、取り込み時にエラーが発生しますが、シミュレーションは動作
します。しかし、 シミュレーション結果は、ゼロになり、再現性はありません。

検証結果のパワー・ポイントのデータはこちらからダウンロード出来ます。

PSpiceは、Nist-Hefner ModelをIGBTモデルとして採用しておりますが、伝達
特性及び飽和特性に再現性がありません。また、最近の報告事例では、
スイッチング特性の立ち 上がり時間に再現性がありませんので、過渡解析にて、
損失計算をしても、再現性は無いとの事です。

ビー・テクノロジーでは、PSpiceユーザー向けにNist-Hefner Modelをベースに、
飽和 特性を改善したモデルをご提供しておりますが、耐圧が大きいIGBTでは、
表現に無理が あるため、PSpiceユーザー(ビー・テクノロジーの顧客)の殆どが、
「MOSFET+BJT型 モデル」を採用しております。このモデルは、汎用性があり、
SPICE系シミュレータ であれば動作します。

FWDのモデルの種類につきましては、Bee Style: vol.002をご参照下さい。
スパイス・パーク内のダイオードのカテゴリーにPDF版があります。

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