2010年6月17日木曜日

今週のスパイスモデル 「DE1E3KX332MA5B」


今週のスパイスモデルは、受動部品のカテゴリーからセラミックコン
デンサです。村田製作所の「DE1E3KX332MA5B」のスパイスモデ
ルです。コンデンサのスパイスモデルは周波数モデルであり、基本
的にはLCRの等価回路モデルになります。電源回路、インバータ
回路シミュレーションの場合、3素子モデルが主流です。

スパイス・パークはこちらからご参照下さい。

ダウンロードは、ログイン後、セラミックコンデンサ->Murata->
DE1E3KX332MA5Bにてサイトにいけます。

CPU周辺のコンデンサは、5素子モデル、ラダー・モデルが主流で
す。スパイス・パークにあるスパイスモデルは先ずは、3素子モデル
から公開しております。コンデンサの3素子モデルは、ニーズがあり
ます。

その背景は、ようやく、日本の回路解析シミュレーションの活用者
も目に見えない素子を表現する事で、解析精度が向上することを
理解し始めたからです。

回路図の記載通りにコンデンサの容量値を入力した場合と、
3素子モデルを採用した場合で、是非、シミュレーション結果の
違いを体験してみて下さい。3素子モデルの採用で、ESR,ESL成分
が加味されたシミュレーション結果が得られます。

ESR,ESLは、インピーダンス特性図から割り出せます。当社は、
インピーダンスアナライザーは、Agilent 4294Aを採用しており
ます。コンデンサメーカーが提供しているデータシートでは、情報
量が足りません。

先ずは、3素子モデルとはどういうものか?ダウンロードを行い、
是非、ご自身でシミュレーションをしてみて下さい。
PSpiceの評価版でも動作します。PSpiceの評価版はこちらから
リクエスト出来ます。

近日中にこの「DE1E3KX332MA5B」 のスパイスモデルを利用
して、周波数シミュレーションのやり方をご説明致します。

是非、ご活用下さい。

[お問い合わせ先]
株式会社ビー・テクノロジー
電話番号:03-5401-3851
メールアドレス:info@bee-tech.com