2010年7月16日金曜日

トグルスイッチのスパイスモデル


今週のスパイスモデルは、スパイス・パークから「トグルスイッチ」のスパイス
モデルのご提供です。トグルスイッチはメカニカル部品、機構部品であり、
チャタリング現象が発生します。メカニカル的な構造のため、接点入力の
処理において常に発生する問題です。OFFからON、ONからOFFに移行
する場合、スムーズな動作ではなく、1回か複数回のONとOFFを繰り返して
しまいます。つまり、1回の信号動作が複数回の動作と認識されれば、モード
は変わってしまい、回路動作信号が誤る場合があります。
特にマイコンシステムでのチャタリング現象の対策は重要です。チャタリング
現象の時間的長さはメカニカルスイッチの種類によって変わります。

これらの影響を回路解析シミュレーションで見る場合、このトグルスイッチの
スパイスモデルが威力を発揮します。

是非、ご活用下さい。
スパイス・パークにログインし、カテゴリーからトグルスイッチをクリックし、
NIHON KAIHEIKI(日本開閉器)、M-2081Eのページにいって下さい。
そうするとON時の場合のモデルでは2種類あります。その2番目のモデル
を無料でご提供しております。

これは、スイッチのさせ方(OFFからON)の場合にばらつきがあり、その為、
2種類のスパイスモデルが存在します。

チャタリング現象についての波形は、仕様書に記載されているわけでは
ありませんので、チャタリング現象を観察しなければなりません。
今回ご提供いたしましたスパイスモデルについての実機の波形は、デバイス
モデリングレポートに記載されています。レポートはPDFで公開しております。
そちらも合わせてご活用下さい。

[お問い合わせ先]
株式会社ビー・テクノロジー
電話番号:03-5401-3851
メールアドレス:info@bee-tech.com