ヒューズのスパイスモデル
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ヒューズのスパイスモデルの登場です。
回路解析シミュレーションには、破壊の概念がありません。唯一、破壊
の表現が出来るのが、耐圧表現可能なダイオードモデルのみです。
ダイオードのモデルパラメータのBV,IBVの2つのパラメータで、電圧及び
電流に関する耐圧表現が出来ます。
それ以外の素子には耐圧の表現がないため、回路自体の最大絶対定格を
超えてもシミュレーションが出来てしまいます。例えば、2Aの最大絶対定格
に対してもそれを超える電流値でもシミュレーションのエラーなく、シミュ
レーションが出来てしまいます。
そういうところから、このヒューズのスパイスモデルが生まれてきました。
回路図上にヒューズを配置し、そこで、破壊の概念、つまり、耐圧の制約を
与えるというものです。
このヒューズモデルは、I^2tのエネルギーを検出し、ショートからオープン
(断線)になるモデルです。
来週以降に、ご提供に関するご案内を致します。
是非、ご活用ください。
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