スパイス・パークWEB版 始動

スパイス・パークのWEB版は本日より始動致しました。スパイス。パークは、
スパイスモデルの集合体です。回路解析シミュレータを導入した場合、解析
の時間の90%は、スパイスモデルの整備に費やされます。解析する対象の
回路図の電子部品のスパイスモデルを揃えなければ、シミュレーションはで
きません。ここで言うスパイスモデルの整備とは何かを解説します。

(1)スパイスモデルの入手(汎用部品)
半導体メーカー、受動部品メーカーより提供してもらいます。

(2)スパイスモデルのデバイスモデリング(特殊部品、カスタム品)
(1)で入手出来ないスパイスモデル及び特殊部品のモデリングが必要です。

スパイス・パークは、(1),(2)の問題解決を行うサイトです。

お客様のスパイス・モデルの入手、整備についてスパイス・パークがサポート
致します。先ずは、一般ダイオードからのご提供です。スパイス・パークの
最新情報は、メールマガジンで情報発信していきます。登録をされていない
方は、こちらからお申し込み下さい。

最初に新規登録ボタンをクリックし、メールアドレスとパスワードを登録して
下さい。今日現在(2010年3月17日現在)では、ダイオードしかクリックできま

せん。順次展開していきます。

ダイオードをクリックすると、半導体メーカー名が出てきます。ここで、
TOSHIBA をクリックすると、型名がリストになっています。その右に、

PSpice
Multisim
MicroCap
ICAP/4
LTspice

が表示されています。マークにて、公開に向けての進捗状況が表示され
ています。 今日の時点では、PSpiceモデルが提供可能なモデルです。

全て、SPICE系シミュレータですが、等価回路の場合、ABM(アナログ・
ビヘイビア ・モデル)を使用する事が多く、各シミュレータにてSPICE記述
の表現が異なる場合 があるため、区別しています。

ここで、製品型名を　TVR1Gを選択すると、2種類のスパイスモデルの
ご提供が 可能であり、ReportのPDFを参照することで、スパイスモデル
の解析精度を確認 出来ます。この場合は、プロフェッショナルモデルと
スタンダードモデルが選定できます。

購入したいスパイスモデルの「Order」ボタンをクリックすることで、カート
に入ります。 スパイス･パークの大きな特徴は、全てのスパイスモデルに
おいて、評価検証結果で ある「デバイスモデリング・レポート」を参照する
事が出来ます。参照のみであれば、無料です。

スパイスモデルは、ネットリストの形式であり、複雑な等価回路モデルに
なれば、人間 が参照しても解りません。回路設計者は、スパイスモデル
を入手した時点で、評価 検証をしなければなりません。これは大変な労力
ですが、確認作業のため、生産性は ありません。デバイスモデリング・
レポートのご提供により、この負荷を軽減しています。その背景には、
世の中に流通しているスパイスモデルについて、デフォルト値が多く
採用されていて、そのデバイスの特性を反映させていないことが多い
からです。

評価検証をしていないスパイスモデルを採用して、回路解析シミュレー
ションを行う事は、 恐ろしい事です。何のシミュレーションをしているのか？
解らなくなります。

先ずは、ご登録し、ご参照下さい。

音楽配信のiTuneのように気楽にダウンロードが出来、活用できる
仕組みにしております。 決済方法は、柔軟にご対応致します。
ご相談下さい。

なお、ダイオードモデルの場合、2種類のスパイスモデルがあります。
プロフェッショナル モデルとスタンダードモデルです。これらのモデルの種類
についての詳細を知りたい方は、 Bee Style: vol.002をご参照下さい。
お手元に無い場合には、こちらより、ご要求下さい。

スパイス・パークの名称は、スパイスモデルの公園を散策するイメージ
で命名しています。 是非、散策して下さい。

スパイス・パークの詳細の使用方法、ロードマップ等は、Bee Style: vol.
012(2010年3月下旬) で紹介致します。また、iTuneの音楽配信のように
「今週のスパイスモデル」と題して、無料の スパイスモデルも配信していきます。

[お問い合わせ先]
株式会社ビー・テクノロジー
電話番号：03-5401-3851
メールアドレス：info@bee-tech.com