2010年10月28日木曜日

[Diode]パラメータモデルの抽出 接合容量特性





次にPSpice Model Editorを使用した接合容量特性の抽出です。
接合容量特性により、モデルパラメータは、

CJO
M
VJ

の3つのモデルパラメータが抽出されます。

オペレーションは、Junction Capacitanceのページにて、
(VR,CJ)のテーブルデータを入力します。ダイオードの耐圧
にもよりますが、目安として、VR=100Vまでの測定データで
十分に精度の良いパラメータを取得出来ます。

測定の場合、CV測定機器を使用します。VRが100Vまでとなると、
外部電源を必要とします。あるいは、メーカーが提供している
データシートの特性図からプロットを読みとっても構いません。

プロット点をModel Editorに入力し、EXTRACTボタンを押すと、
抽出してくれます。

抽出を確認し、CJO,M,VJのモデルパラメータのFIXボタンを押し、
抽出完了です。

オペレーションの流れについては、Youtubeの動画にて確認して
下さい。

この段階で、

.MODEL DF10L60 D
+ IS=721.93E-6
+ N=4.6215
+ RS=17.488E-3
+ IKF=1.2303
+ CJO=256.53E-12
+ M=.46498
+ VJ=.7537

上記のパラメータ(PSpice Model Editor)が得られています。

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